役場新庁舎が完成移転しました

村の挑戦

2018年9月13日

(根羽村長 大久保憲一)

 

昨年から工事を進めていました役場新庁舎が完成し、93日から新庁舎での業務を開始しました。旧庁舎は昭和44年に建設され、49年が経過し建物の耐震基準を満たしていないことや、老朽化が著しいことから村民の皆さんの意見を伺いながら新庁舎を整備することとなりました。新庁舎は、今まで「高齢者福祉施設しゃくなげ」として利用していましたが、その機能が新たに「ねばねの里なごみ」に移管され、その後利用として新庁舎を改築整備しました。この地には、大正時代から平成3年に小学校が田島地区に移転するまで学校教育の拠点として、平成7年からは「老人福祉センターしゃくなげ」として福祉事業の拠点施設として利用され、平成27年に赤坂地区に「ねばねの里なごみ」が完成したことにより、後利用について検討がなされてきました。この地は、常に村の重要な拠点施設が整備されてきており、改めて歴史的な重みを感じます。

 

新庁舎は平成7年に建設された「しゃくなげ」の建物を改造したもので、躯体は鉄筋コンクリート造、平屋建てで誰もが安心して使えるよう全面バリアフリーとなっています。建物の内装・外装には「根羽スギ・根羽ヒノキ」の地元材を積極的に活用するとともに、村有林交換盟約を交わしている川上村のカラマツ,大桑村のヒノキも使用しています。机やカウンター、備品にも地元材を積極的に活用しており、施設そのものが村の魅力を発信できるようになっています。また、施設を有効に活用するため、議場は多目的に利用することができ、特に災害時には対策本部としても機能できるようになっています。また、暖房には村内の間伐材を使う薪ボイラーを使用し、バックアップとして冷房にも使える冷温水チラーユニット設備を導入し、環境に配慮した冷暖房設備となっています。

 

新庁舎には村民の皆さんはじめ多くのみなさんに気軽に訪れて頂き、情報交換や交流の場として有効に活用して頂くとともに、災害等の緊急時には村民の皆さんの安全を守る「防災の拠点」としての役割もしっかりと果たしてまいりたいと考えています。是非皆さん、木の香り漂う心地よい新庁舎へ一度お出かけ下さい。

 

・庁舎移転の御案内

パンフレット

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